小さな頃からクセ毛が強いと、親御さんも気にしている方も多いのではないでしょうか。
年齢と共に直毛からクセ毛になる方も多いわけです。思春期のホルモンバランスの変化により、クセ毛になってしまったという方もいらっしゃるでしょう。
生まれつきという方も、小学生ながら気にしている子供さん、親御さんも気にしておいでかと思います。まだ小さい時であればクセ毛を縮毛矯正で伸ばすという判断にはあまりならないでしょう。中にはかなり強いクセ毛でいつも気になっている方も。
あとは、縮毛矯正で伸ばした事を周りの子に知られなくない、バレたく無い子もいらっしゃるでしょう。クセ毛は活かすスタイルもあります。でもクセ毛の方のストレートへの憧れは相当なもの。今で長く、クセ毛対策に携わってきましたが、お子さんがクセ毛という相談も増えて来ました。
ネガティヴな印象のクセ毛です。他の方の目が気になるのかなと思います。実はそんな事は無いんですが、やはり小さなお子さんはコンプレックスに感じるのかな?特にお母さんも心配ですよね。普段は美容室での講習を行っているのですが、美容室のお客様のお子様をモデルに講習を行う場合もありますが、たいていはお母様が心配でお連れいただくことがほとんどです。
でも実はお子様の縮毛矯正は全体的に伸びにくいのが多いと感じます。でも実は科学的というより、毛質と言えずに感覚なのです。
大人になれば自分で選択して縮毛矯正を受けることができます。でもお母さまにお連れいただくお子様はおそらく何度もチャレンジしていたのでしょう。それでも伸びなくてお母さまがお連れいただいたケース。当然伸びにくい毛髪を目にする事も多いという確率ということになるのでしょうか。
成人でもいわゆる伸びやすいくせ毛もあれば伸びにくいくせ毛もありますから、その伸びにくい方がモデルになる確率がお子様の場合におおいという事です。
水素結合の要因のくせ毛
くせ毛には、水に濡らすと簡単に直毛にすることができる種類のくせ毛があります。これは髪の中に水分が含まれることで髪のクセを決定する「水素結合」が切れるからです。シャンプーをしている時は当然髪が濡れている(水素結合が切れている)のでくせが伸びたような状態になりますが、髪の毛を乾かした後にくせ毛に戻ってしまう(切れていた水素結合がつながる)のは水素結合要因のくせ毛の種類です。 シスチン結合の要因のくせ毛
毛髪が濡れている状態のくせが強い場合は、シスチン結合によるくせ毛です。水分や湿気が加わるとうねりが出てきます(さらに強くなる)。縮毛矯正の施術の際、シャンプー後にうねりが強くなる毛髪を指します。
一般的に目立ってうねり、くせ毛が強く見れるのはやはりシスチン結合のくせ毛です。今回のモデル様のケースです。
くせ毛にはどんな種類があるのか?
くせ毛には、大きくわけて4種類のタイプ「波状毛」「捻転毛」「連球毛」「縮毛」と分けることができます。
今回ご紹介するモデル様は小学校低学年で髪は太めで量はかなり多め。カラーリングはした事はありませんが、髪の色は茶色。
クセ毛は全体的には強い波状毛。なんですが一本一本は捻れがみられます。捻転毛の要素も混じっております。技術に入ろうと髪を洗うと一気にチリチリっと縮れが出て来ました。縮毛も混じっていますね。上記のシスチン結合の要因が強く帯びています。親御さんが心配するのもうなずけます。
施術前
今回は薬剤のタイムは20分。子供の髪独特の薬剤浸透の悪さがいつもより薬剤のタイムを長くさせました。
エアーストレートは弱酸性縮毛矯正。アイロンを使わないのは理由があり、自然なスタイルに仕上げたい為。それはお子様にも。あまり縮毛矯正をしたとばれたくは無い方が多いので。アイロンを使うといかにも縮毛矯正をしましたとわかりすぎてしまうのですね。また、伸びて来た時にアイロンの跡がはっきりと目立ってしまいます。
これは大人のクセ毛の方でも避けたいなって方も多いです。
今回のモデルの仕上がりは
親御さんも大喜び。感動が大きいのは、クセ毛が今まで伸びなくて苦労していた訳ですから、伸びた感動も大きいと思います。ですが、施術前の質感や毛量に慣れていたので、質感の感動も大きいと思います。エアーストレート独特の仕上がりの柔らかさ。パキンと張り付いた様な感覚も無いですし、あとは自然。これは初めての感覚でしょう。
エアーストレートはノンアイロン弱酸性縮毛矯正。アイロンを使わないのは自然にいかにも縮毛矯正をした様な髪にはなりなく無い為。
お子様のクセ毛でお悩みのお母様も是非エアーストレートにチャレンジ頂きたいと思います。